令和3年第3回定例会 9月1日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
おはようございます。
先日、森記念財団都市戦略研究所が、2021年のわが国の都市総合力ランキングをまとめました。資料を森記念財団のご厚意によりまして、皆様方のタブレットに格納させていただきましたので、ご覧いただければ幸いです。
ちなみに、その資料にございます、日本の都市特性評価 運営委員会委員長は、町田市未来づくり研究所所長の市川宏雄先生がつとめていらっしゃいます。
その資料によりますと、政令指定都市、都道府県庁所在市、人口17万以上の市138市について、経済力や住みやすさなど86の指標を総合的に点数化したところ、1位は大阪市、2位は京都市、3位は福岡市、4位は横浜市となりました。
町田市は合計スコアでは、81位以下なのですが、分野別スコアをみると、経済・ビジネスでは49位。アクター別スコアの経営者では79位にランクされています。
商都町田の面目躍如といったところでしょうか。
その代わり、文化・交流では81位以下の低いランクです。
そこで、今回は、次の3項目にわたって一般質問をさせていただきます。
項目番号1、「「ことばらんどショートショートコンクール2021」について」
2、「豊かな町田の歴史のアピールについて」
3、「森野住宅周辺地区の今後について」
まず、項目番号1の「ことばらんどショートショートコンクール2021」について」です。
今年から、町田市民文学館ことばらんどと町田市立図書館は、東京町田・中ロータリークラブのご協力をいただきまして、「ショートショートコンクール」を始めました。
応募期間は、7月1日から今月の20日までですから、続々と応募作品が届いている最中ではないのかと思っているところです。
このコンクールは、昨年まで開催されていた「ひなた村創作童話コンクール」を引き継いだ事業と認識しておりますが、その時の審査員は昨年惜しくもお亡くなりになった映画監督の大林宜彦さんでした。昨年の受賞式にも、大林監督は病身を押して町田までお越しになるほど、このコンクールに思い入れが強かったのです。
このコンクールでは、ショートショート作家の田丸雅智さんや町田市出身のケンザサンキューマルさんがつとめてくださるそうで、私も期待しているところです。というか、わたしが、高校生だったらまず間違いなく応募していたと思います。
そこで伺います。(1)今年から始めた「ことばらんどショートショートコンクール2021」の概要を問う。
項目番号2は、「豊かな町田の歴史のアピールについて」であります。
ここ町田は、あまり知られていませんが、歴史の宝庫と言っても過言ではないぐらい、歴史のエピソードがあるのです。
縄文時代の遺跡には事欠きませんし、古くは鎌倉古道がしっかりと残っております。
元治元年から慶應元年にかけて、トロイア遺跡の発掘で知られるハインリヒ・シュリーマンは、世界周遊をいたしましたが、その最中、横浜から馬で八王子に行く途中、原町田に寄り、「吉田屋」という旅籠に二晩泊まっています。
おなじく原町田の「武蔵屋」という旅籠の次男が、のちに早稲田大学教授から、秋田県知事、山梨県知事となる渋谷三郎ですが、その許嫁が近代最初の職業女流作家の樋口一葉でした。
また、徳川家康を主人公に再来年の2023年大河ドラマは「どうする家康」が放送されますが、家康の遺骸は、意外なことに、この町田を通って日光に運ばれているのです。
これらはほんの一端ですが、町田は歴史の宝庫ですので、関連したイベントを行えば、市民は町田の歴史になお一層興味をもち、愛着を覚えるのではないでしょうか。
そこで伺います。(1)2023年の大河ドラマは、徳川家康が主人公ですが、家康もこの町田とかかわりがあります。このように、豊かな歴史をもつ町田市をさまざまにアピールした方がいいのではないか。
次に、項目番号3の「森野住宅周辺地区の今後について」伺います。
森野住宅に関しましては、令和2年の第4回定例会において、町田市都市計画マスタープランに関連して質問しておりますが、その際、新たなマスタープランを通して、中心市街地の各エリアにおけるまちづくりの考え方や進め方について、確認をさせていただきました。
その中で森野住宅の周辺エリア全体のまちづくりをどう進めていくのか、また境川を通じて、接している相模原市との関係はどうなっているのか等町田市のお考えをお聞きいたしました。
中心市街地のまちづくりは、町田市と中心市街地活性化協議会が共同で2016年に策定した「町田市中心市街地まちづくり計画」に基づき、様々な取り組みが現在進められていると認識しているところです。
協力体制についても、町田市は小田急電鉄株式会社と2019年3月に協定を締結し、小田急町田駅周辺まちづくりに連携・協力して取り組まれていると認識おります。
その中で、森野住宅周辺地区は、小田急線と横浜線、境川に囲まれている地区で、駅の利用者にとりましては、至便の環境にあります。ただ、そのアドバンテージが現状ではうまく活用されていない面もあろうかと考えられるわけです。
つまり、まちづくり計画の中で森野住宅のあるエリアのまちづくりは「駅からつながる水と緑の新たな都市空間」というのですが、それが現状ではうまく落としこまれていないように思えるのです。
そこで、8月18日に、町田市が主催する「森野住宅周辺地区まちづくり勉強会」の第1回に参加させていただきました。
そこでは、これまでのまちづくりの経緯や地区の現状、課題の認識等のお話がありました。
まさに、まちづくりの第一歩が踏み出されたものと期待しているのです。
そこで、伺います。
(1)今後のまちづくりの進め方について問う。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。