令和5年第1回定例会 3月15日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
おはようございます。昨日(3月14日)、気象庁は、東京都心部で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表しました。昨年より6日早く、平年より10日早く、昭和28年の統計開始以降、令和2年と3年に並ぶ史上最速の開花となりました。
それにちなんで憚りながら、春風駘蕩とした一般質問を、自由民主党会派の一員として通告に基づきまして、おこなわせていただきます。
今回は、次の4項目にわたって質問をいたします。
項目番号1、「町田都市計画道路3・4・11号(原町田大通り)の延伸について」
項目番号2、「終活支援(その2)」
項目番号3、「ロケ地先進都市を目指して」
項目番号4、「フードロス対策について」
まず、原町田大通りの延伸について伺います。
この延伸に伴って地元への説明会が、2021年ですから2年前の5月21日に、町田第二小学校の体育館で開催されたので、わたしも参加させていただきました。
そこでは様々なご意見が、出たところです。
また、昨年の9月から10月にかけては、「ミライの原町田大通りをみんなで語ろう‐みちのコンセプト会議」が3回にわたって開催されたので、こちらにも参加をさせていただきました。「みちのコンセプト会議」の資料は、タブレットの資料の1頁以降をご覧ください。
この会議は定員30名ということでしたが、多くの、しかも若い方々が中心となって、様々な市民が参加されていたという印象を持ちました。ですから、とても活気に満ちた会議で、わたしも参加が楽しみだったものです。
そこでは、わたしも一市民として意見を述べさせていただきましたが、「将来、こんな道路になってほしい」という多様な視点を取り入れたコンセプトブックを作成することが大きな目標に掲げられていました。
そこで、伺います。
(1)進捗状況は。
(2)今後は。
項目番号2は、「終活支援(その2)」です。
終活支援(その2)としているのは、前回平成30年の6月議会では、「終活情報登録伝達事業について」という項目名で質問をおこないましたから、今回はその2とさせていただきました。
内閣府の「高齢社会白書」によると、わが国の総人口1億2,550万人のうち、65歳以上の高齢者は3,621万人で、高齢化率は世界で最も高い28.9%となりました。なかでも、高齢単身者が増加し、男性で15%、女性では22%を占めています。
そこで、平成30年の一般質問でも採り上げさせていただいた横須賀市では、2018年に全国で初となる「わたしの終活登録」事業に乗り出しました。全市民、いいですか、全市民が緊急連絡先、かかりつけの病院、遺書の保管場所や希望する埋葬法などを無料で生前登録することができる制度です。万一、本人が倒れたり、お亡くなりになったりした場合に警察、病院、市役所など関係機関か、本人が指定した人に登録情報を開示する制度です。
一昨年の2月、横須賀市在住の90歳の男性が深夜に救急車で病院に運ばれました。その男性が「家族はいない」と告げると、看護師から入院を断られたそうです。厚生労働省は急患を受け入れるように病院に通知をしておりますが、救急現場ではこうした対応はよくある、というのです。
しかし、この男性が横須賀市が発行した「わたしの終活登録」のカードを見せると、身元引受人の親族やかかりつけ医の連絡先が記されていたことから、なんと入院できたというのです。この男性は「御蔭で命拾いをした」、という御礼のはがきを横須賀市役所に送ったそうです。
そこで、伺います。
(1)一人暮らしの高齢者が増えていると思うが、実態はどうか。
項目番号3、「ロケ地先進都市を目指して」です。
ロケ地に関しては、すでに昨日、村まつ議員が質問をおこなっておりますので、屋上屋を架す質問とならないように伺いたいと思います。
わたしも先週の土曜日11日午後に、原町田のまほろデッキでのロケに遭遇致しました。急いでいたので、ゆっくりと見物はできませんでしたが、多くの方が足を止めて見入っていました。
大体ですね。毎週とはいいませんが、月に一度ぐらいの割合で、原町田ではロケバスに遭遇するのです。ロケバスはすぐにそれとわかるのです。外から中が一切見えないように、黒いカーテンで隠していますから。
ロケですが、場所を確保するのが大変なんですね。たとえば、人を殺めるシーンを屋外で撮影するのは結構大変なんですよ。「すみせんが、お宅のお庭でロケを行いたいんですが、いかがでしょうか」「いいですよ。何のロケですか」「えぇ、人を3人殺めます」「それは、ダメだよ。家の庭で人を殺めるなんてとんでもない」ってなるんですよ。
そうはいっても、町田市はありがたいことに、本当に多くの媒体で採り上げられます。昨夜も、テレビ東京で町田人として、町田で生まれた竹内涼真さんが出演していらっしゃいました。
そこで伺います。
(1)ロケ地町田市の現状について
(2)今後の展開について
項目番号4、「フードロス対策について」です。
これは、ご家庭で余っている食品はありませんかと、2月1日から町田市庁舎でフードドライブを始めたことに端を発する質問です。資料の9頁をご覧ください。
フードドライブとは、御家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンク等の生活困窮者団体、子ども食堂、福祉施設等に寄付する活動のことです。
食品ロスの削減と食品の有効活用、延いては、CO2の削減にも寄与するフードロス対策に関しまして、次の質問をいたします。
(1)町田市はフードドライブを開始したが、その状況を問う。
(2)策定中の(仮称)町田市食品ロス削減推進計画の概要を問う。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
項目番号1、「町田都市計画道路3・4・11号(原町田大通り)の延伸について」 原町田大通りの延伸について、策定したコンセプトブックを基にした進め方は。
【答弁要旨】道路部長
コンセプトブックは、ホームページ掲載に加え、町内会などに配布します。掲げた内容を基本的な考え方として設計を進め、地域の方々などと連携を図り、多様な暮らし方や楽しみ方が生まれる道づくりに努めていきます。
項目番号2、「終活支援(その2)」 終活を支援するためにも、町田市への遺贈に関するリーフレットを高齢者支援センターの窓口に設置すべき
【答弁要旨】いきいき生活部長
議員ご指摘のとおり、設置すべき方向で検討していきます。
項目番号3、「ロケ地先進都市を目指して」 ロケ地町田の確立を目指して、フィルムコミッションが設立されたら協力すべき。
【答弁要旨】経済観光部長
市内でのロケが増えることで、市の魅力を市内外に発信できるため、市としても協力していきます。