町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

2025年第1回町田市議会 定例会[一般質問]一般質問

2025.03.15(土)

令和7年第1回定例会 3月14日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

「2025年 第1回定例会」 一般質問  三遊亭らん丈

引き続きまして自由民主党会派の、三遊亭らん丈でございます。

 前回の定例会でもご紹介させていただきました、朝日新聞の朝刊に連載中の門井慶喜さんの『夫を亡くして』という小説に、町田市の野津田生まれ育ちの石阪ミナ、その後、北村透谷と結婚したため、北村ミナと改姓をいたしましたが、ミナさんの東京牛込のお宅に野津田の人々が花嫁修業の一環として入れ替わり立ち替わり、2、3か月生活に来るというシーンが昨日掲載されていました。明治時代の野津田の方がどんな言葉遣いをしていたのか、わたしは存じませんが、今とはずいぶん違うな、とも思いました。

 いずれ、この『夫を亡くして』が刊行され、それがNHKのプロデューサーの目に留まり、町田を舞台に大河ドラマが放送されることを夢見て、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

項目番号1、「中心市街地のまちづくりについて-令和6年第4回定例会につづいて」

項目番号2、「町田市立図書館は今後どのように便利になるのか」

項目番号3、「町田市職員の人材確保について」で、あります。

 まず、「中心市街地のまちづくりについて-令和6年第4回定例会につづいて」でありますが、中心市街地関連の質問は、今回で33回目になります。その度ごとに、町田駅周辺の再開発の動きについて、その進捗を体感をもって確認させてまいりました。

 石阪市長は、「中心市街地のエンターテイメント性を高めていければと思う」とおっしゃっていますが、今月の30日には、原町田大通りにinformation・takeout・shop多目的広場spotを備えた、町田駅前交流拠点「はっとまちだ」がいよいよオープンいたします。

 この町田駅前の再開発については、先般の代表質疑でわが会派の石川代表も項目として挙げさせていただきました。そのご答弁として市長は、「2025年度は賑わいと交流が生まれ続けるまちづくりを目指して、中心市街地の再整備・再開発を本格的に進めていくスタートの年としてまいります」と言明していらっしゃいます。

 また、私が昨年の12月議会でこの議題を採り上げた際には、櫻井副市長から「地権者の開発に対する機運の高まりと実感している」とのご答弁がありました。

 今回の質問では、開発に向けて機運が高まっている「開発推進地区」の中でもリーディングエリアとして位置づけられている「森野住宅周辺地区」について、取り上げさせていただきます。

 森野住宅周辺地区は、「町田駅周辺開発推進計画」において「Ð地区」とされており、堺川と横浜線に囲まれた約5.5ヘクタールの区域です。

この地区では、2021年から市が主催する「まちづくり勉強会」が開催されており、私は第1回から毎回参加させていただいております。

 昨年の10月に行われた「第11回まちづくり勉強会」において次回からは、「まちづくり協議会」へと移行していくことが示された後、多数の地権者の参加のもと2月9日に第1回「まちづくり協議会」が開催されました。私も当然のことながら参加させていただきましたが、勉強会から数えて最も多くの参加者がいたようにお見受けいたしました。参加者からは多くの質問が寄せられ、意識の高さが見て取れました。今後、着実に町田駅周辺のリーディングエリアとして、森野住宅周辺地区のまちづくりを進めていくためには、このまちづくり協議会の中で、地権者とのコミュニケーションをしっかりと図り、合意形成につなげていくことが重要であると考えております。

そこで伺います。

(1)森野住宅周辺地区まちづくり協議会について

森野住宅周辺まちづくり協議会について、地権者の加入状況、目的と活動内容を確認させてください。

(2)森野住宅周辺地区の開発手法について

森野住宅周辺地区の開発手法について、市の考えを確認させてください。

(3)今後の取り組みについて

今後の具体的な取り組みについて確認させてください。

次に、「町田市立図書館は今後どのように便利になるのか」です。

 町田市立図書館は、今月1日から24日まで長期間にわたって休館しています。ちなみに、境図書館は6月30日まで休館しています。このように長期間にわたって図書館が休館してみると、あらためて図書館とは空気みたいなものだなと思いました。あるときには存在して当たり前のことだと思っていたのが、なくなるとこんなに辛いものはない、ということです。図書館は、もちろんなくなったわけではありませんが、私の知り合いの方の中にも、毎日図書館に通われる方がいらっしゃって行くところがなくなって本当に困っている、とおっしゃっています。

今回の休館の理由は、図書館のシステム機器を10年ぶりに全面的に更新するためとのことです。その概要については、昨年6月の定例会でも伺っているところですが、3月25日の図書館再開の前に、あらためて、町田市立図書館がどのように便利になるのかを伺います。

(1)3月25日から始まる新しいサービス内容について問う。

 最後は、項目番号3の「町田市職員の人材確保について」です。

 職員さんが「週休3日」を取得できる制度を導入する動きが、全国の自治体で広がっています。16都府県がすでに導入済みか、導入を予定しています。

 導入済みなのは、茨城県、千葉県、大阪府、兵庫県、奈良県です。導入を予定しているのは、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、群馬県、埼玉県、東京都、山梨県、長野県、愛知県、鳥取県。導入を予定している11都県のうち、東京、岩手、秋田、群馬、埼玉、長野、鳥取は、来月からの運用を目指しています。これ以外にも、検討中の道府県もあります。

「働き方のニーズは人それぞれ。一人ひとりの働き方に選択肢ができるようになる」と小池百合子都知事は、昨年12月に週休3日制を導入する考えを表明し、その意義を語りました。その背景には、公務員離れへの危機感があります。

 石阪市長も、わが会派の代表質疑への答弁で「市民の皆さんと協力して事業を進めることができる職員や、新しい取組に積極的にチャレンジできる職員が多くいることは、町田市の今後の発展にも繋がると考えております。そうしたマインドを持った方々に、ぜひ町田市役所で働いていただきたい、と思っております」とおっしゃっています。

そこで、伺います。

(1)町田市は職員の人材確保において、どのような対策を講じているのか。
(2)東京都は、来年度から週休3日制を導入する予定だが、町田市の動向を問う。

 以上、壇上よりの質問とさせていただきます。