2012年 第2回定例会 6月1日 一般質問壇上からの部分 三遊亭らん丈
現庁舎では最後の一般質問ということで、感慨一入でありますが、今回も多様なる一般質問を通告に基づきまして行わせていただきます。
それは、次の5項目であります。
1、環境面で資するものがあると認識される、「フィフティ・フィフティ(50/50)」活動に取り組んではどうか
2、観光客誘致に資すると認識される「駅からハイキング」に参加してはどうか
3、国民健康保険税を銀行のキャッシュカードで納付できるようにしてはどうか
4、自治体クラウドの導入を問う
5、孤立死防止対策について
項目番号1、の環境面で資するものがあると認識される、「フィフティ・フィフティ(50/50)」活動に取り組んではどうか、ですが、そもそもこの「フィフティ・フィフティ(50/50)」活動とは、いかなる活動であるのか。ご存じの方も多々いらっしゃるでしょうが、念のためご紹介をさせていただきますと、次のようにいえると思います。
公立学校で行われている省エネプロジェクト。学校が光熱水道費を節減したら、減らした額の半分を自由に使えるというシステム。省エネ活動を行いながら、自治体の経費を削減し、地球温暖化防止にも貢献することができる。
発祥地のドイツでは現在2000校以上で実施されていて環境教育としても大きな役割を果たしている。2000年にミュンヘン市の姉妹都市である札幌市に紹介され採用された。過去2年間の光熱費に応じた額をあらかじめ各校に配り、節約して余った額の半分を学校が自由に使えるようにしたが、これは03年度に終了。07年度から電気・ガス料金を前年より大きく減らした学校に予算を追加する仕組みを新たに始めている。
この活動を日本に紹介してきた国際環境NGO「FoE Japan」によると10年末時点でこのような事業を実施している自治体は4府県26市区町村に上るという。
このような活動を指して、「フィフティ・フィフティ(50/50)」活動というのですが、今後とも節電に留意しなければならない状況から、学校が光熱水費を節減すると、減らした額の半分を自由に使える、「フィフティ・フィフティ(50/50)」活動に、当市でも取り組んではどうか。
次に項目番号2ですが、観光客誘致に資すると認識される「駅からハイキング」に参加してはどうか、です。町田市では去る5月20日に「まちなか食べ歩きウォーク」を開催したところ、参加費は1,000円でしたが、268名もの参加者があったということで、このようなウォークあるいはハイキングは、今後とも発展的に展開しなければならないのではないか、という観点から、JR東日本が年間600回程度催行し、脚光を浴びている「駅からハイキング」に参加して、観光客の誘致を図ってはどうか。
項目番号3、国民健康保険税を銀行のキャッシュカードで納付できるようにしてはどうかです。これは、国民健康保険税の納付率が万全とはいえない本市にあって、それを向上させることに資するものであり、なおかつ、国民健康保険税を納めようとする市民にとっても、口座振替手続きを簡素化することによって、従来あった押印や申込書を銀行に郵送する手間などが一切省かれることで、資するところがあるという観点から、国民健康保険税の納付率が充分とはいえない情勢において、納付率向上に資すると考えられる銀行カードでの納付を可能にしてはどうか。というものです。
項目番号4、自治体クラウドの導入を問う、ですが、今や情報は、Webではなく、Cloudだというのですね。つまり、Webはクモの巣ですが、Cloudは雲ですから、同じクモでも大違いというわけですね。
この自治体クラウドとは、総務省が2009年度から導入を促進しているものですが、それによりますと、近年さまざまな分野で活用が進んでいるクラウドコンピューティングを電子自治体の基盤構築にも活用していこうとするものです。
わかったようなよくわからない説明なのですが、それを受けて総務省では、平成21年度から自治体クラウド開発実証事業に取り組んできました。
この事業は、地方公共団体の情報システムをデータセンターに集約し、市町村がこれを共同利用することにより、情報システムの効率的な構築と運用を実現するための実証実験を行っているというのです。
そして、総務省によれば、この自治体クラウドを中心とした、情報の共同管理システムを導入している市区町村は、昨年末で全市区町村の約1割に当たる177市町村だということです。これに関して、総務省が2009年度から導入を促進してきた「自治体クラウド」に関して、当市の見解を問う。
項目番号5は、孤立死防止対策について、です。この表題に関しましては、すでに私は平成22年第3回定例会でも採り上げておりますし、また多くの議員やマスコミでも採り上げている問題でありまして、前回の一般質問以降の「孤立死防止対策」への当市の対応と「孤立死防止対策」について、当市の今後の対策を問う。というものです。
以上の5点でありまして、これを以て壇上からの質問とさせていただきます。