町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

三遊亭らん丈 年がら年中困惑記議員活動

2002.05.14(火)

 政治には金がかかるという。議員として当選するには少なからざる資金が必要であり、当選しても、その議席を維持するためには、なお一層資金が要るということです。政党助成金として、われわれ国民は一人当たり年間250円を、申請のあった政党へと助成していますが、政党に属していない政治家はもちろんのこと、政党に属していても、とてもそれだけでは足りないために、献金を集める。以上、みなさんよく御存知のことでしょう。

 そのひとつの手段として、たとえば自民党は各派閥ごとに資金集めのためのパーティーを4〜5月にかけて、一流ホテルの宴会場を借り切って行います。会費はたいてい2万円。

 その評判はといえば、とにかく後援者から金をふんだくることが目的なので、会場に入れられるだけ人を入れて、料理飲み物は最低限度に抑えるため、料理は開宴して10分であらかたなくなるは、用意した寿司は卵にエビにイカと安いものばかり、あとはそばにカレーとほんの見せかけ程度のローストビーフ。炭水化物だくさん。いかに少ない費用でお腹を膨れさせるかに、会の成否がかかっているといわんばかりのメニュー。そんな噂は聞いていましたが、どんなものかと初めてそのパーティーへと出席したところ、まさにこの通りでした。あえて間違いを指摘すれば、食事は開宴前にすでになくなっていたということぐらいでしょうか。2万円会費で主席者は2000人はいたでしょう。すると、4千万の見入り。このうち、講師(この日は田原総一朗と金美齢のふたり)への謝礼、ホテルへの支払いを除いても、3千500万円は手元に残ったことでしょう。いいえ、残したことでしょう。こういうパーティーに出席すると、日本の政治はつくづく貧困だとの印象を拭うことができなくなります。うそだと思ったら、あなたも出席するとよく分かりますよ。