平成30年第2回定例会6月15日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
皆様、たいへんにお疲れ様です。本日の一般質問は、わたしが殿(しんがり)です。もうしばらくの御辛抱でございます。どうぞ、宜しくお願いいたします。
さて、今年の4月から、町田市生涯学習センターが入っている町田センタービルの商業施設が、「109MACHIDA」から「レミィ町田」へと屋号を変更いたしました。
その理由を、東急モールズデベロップメントは次のように説明しています。「最新のトレンドファッションや雑貨、ビューティー店舗を取り揃え、魅力溢れるサービスを提案し続け、地域の皆さまに親しまれてきました。このたび、「レミィ町田」として生まれ変わることで、町田エリアを訪れる幅広い層のお客さまのニーズにより一層応え、「自分磨き」や 「リフレッシュ」「リラックス」できる場としても利用いただけるよう、多様なライフスタイルを提案していきます」というのです。
名称の変更理由は、「町田エリアを訪れる幅広い層のお客さまのニーズにより一層応え」るためだというのです。
「幅広い層のお客さまのニーズにより一層応え」るためには、ひとり東急さんだけが配慮しているわけではありません。
たとえば、デパートではエスカレーターの速度を遅くして、お年寄りでも安心して利用できるようにいたしました。あるいは、トイレに手すりを設置したところもあります。
このように、わが国は、本格的な高齢社会を迎え、それに対して様々な対応をしているのです。
それを踏まえて、今回は次の5項目にわたって一般質問をおこなわせていただきます。
1、終活情報登録伝達事業について
2、中心市街地での滞留時間を増やすために
3、マイナンバーカードの活用について
4、陶芸スタジオの活用について
5、マンホール蓋の活用について
まず、項目番号1、「終活情報登録伝達事業について」です。
この場合の終活は、就職活動の就活ではなく、人生の終わりに備えて身の周りを整理する終活です。
ひとは、いつ寿命が来るかそれは、だれにも分からないのですが、それでも、ご家族がいらっしゃる高齢者であれば、ご家族に亡くなった後のことを伝えておけばまだ、安心できます。
けれど、身寄りのないお年寄りは、それは不安だろうと思うのです。ちゃんと情報として残したいと思うのが、人情というものです。
そんなお年寄りに、行政が手を差し伸べるのもひとつのあり方だと思うのです。それを実際に行っているのが、横須賀市です。
そこで、質問いたします。
(1)横須賀市で実施している、終活情報登録伝達事業について、町田市ではどのように認識しているか。
次に、項目番号2、「中心市街地での滞留時間を増やすために」です。
町田市がおこなった消費者の商品購入の実態調査によると、ネット通販を利用する方が増えているという結果が出ています。
その一方で、市内の商業地にある店舗を利用した頻度では、「町田駅周辺の百貨店・大型店」については、町田市民の25.9%、市外住民の34.1%が「減った」と回答しています。それに対して、「増えた」は、それぞれ10.3%、7.3%にとどまっています。
このように、物販はネット通販という強敵にも対抗しなければならないのです。
そのためには、まず、消費者にお店まで足を運んでいただかなければならないのです。
そして、わが国は高齢社会ですから、その足は休めたくなるのです。しかし、なかなか休めるベンチがないというのが、実情ではないでしょうか。
そこで伺います。
(1)滞留時間を延ばす効果が高い、椅子の増設を望む声が多い現状を鑑みて、椅子の増設をしてはどうか。
次に、項目番号3の「マイナンバーカードの活用について」です。
平成28年からはじまったマイナンバーカードですが、国はマイナンバーカードを活用し、便利な暮らしと地域の活性化を図る「マイキープラットフォーム構想」に基づいて構築された「マイキープラットフォーム」があります。
そこでは、マイナンバーカードが1枚あれば、様々な利用カードとして活用でき、クレジットカードなどのポイントやマイレージを商店街での買物やオンラインでの地域の産物購入などに活用できるようになるというのです。
それに参加しているのが、おとなりの相模原市であり、東京都であれば豊島区です。
このプラットフォームに参加すれば、地域活動や環境美化に励んだ方は、ポイントを付与されるというのです。
そこで伺います。(1)マイナンバーカードをより有効に活用する方策を問う。
そこで、町田市におけるマイナンバーカードの交付枚数や、交付を受けている方の男女の別、年齢層はどのようになっているでしょうか。お答え願います。
次に、項目番号4の「陶芸スタジオの活用について」です。
町田市には、陶芸スタジオという財産が有り、それを昨年度までは、市民大学の講座で活用していましたが、今年度から市民大学の講座はなくなりました。
その修了生は、引き続き3年間にわたって陶芸窯を使うことができます。
また、市民大学の講座が終了した代わりというのでしょうか、今年度は「町田の縄文土器と野焼き体験」が開講されています。
その陶芸窯を使用したいというニーズは確固としてあるようです。
そこで伺います。
(1)陶芸スタジオの現状と今後の展開について
お答えください。
最後に、「マンホール蓋の活用について」です。
マンホールの絵柄をあしらったマンホールカードが、2016年4月から発行がはじまり、いまや、全国で301団体342種類のマンホールカードが存在し、発行カードは180万枚に達するそうです。
このマンホールカード人気を後押しするのが、熱心な「マンホーラー」と呼ばれる人々でありまして、蓋のデザインの多彩さに魅了され「マンホールのふたは日本各地の歴史や文化への扉を開く道しるべ。カードをもらうたびにドキドキします」というのです。
別のマンホーラーは、「カードに込められた各都市の情熱をすごく感じます。カードを集めるために旅に出る。事前にその土地のことを調べるのもまた楽しい」といっています。
そのカードですが、在庫切れしたカードの中にはネットオークションで2万円の高値が付いたものもあるというのです。
そこで伺います。
(1)マンホール蓋をより一層有効活用する方策を問う。
以って壇上からの質問とさせていただきます。