町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

慶應義塾大学通信教育課程 志望理由書大学での活動

2016.12.19(月)

平成28(2016)年度4月1日入学:正科生
志望学部(類):文学部(第3類(文学を主とする))
課程:学士入学

明治45年竣工、三田キャンパスにある図書館旧館の八角塔

1.大学で何を学ぼうとしているのか、1,過去の学習経験、2,将来の展望、に触れながら、志望した学部(類)に関連させて述べなさい。(720字以内)

1. 1,筆者は、本年2月28日に57歳を迎えますが、学業生活の総決算として、貴学文学部通信教育課程への入学を強く希望いたします。

 それというのも、筆者は22歳で立教大学文学部を卒業後、落語家への弟子入りがかない、平成8年には真打に昇進いたしました。それを続けながら町田市議会議員をつとめておりますが、その傍ら、立教大学経済学部と早稲田大学社会科学部、早稲田大学大学院社会科学研究科修士課程、同大学院法学研究科修士課程を、それぞれ卒業及び修了いたしました。くわえて、一橋大学大学院国際・公共政策教育部を修了し、今年度まで、慶大大学院法学研究科に在学しておりましたが、今次文学部への出願に当たって、二重学籍を避けるため法学研究科を自主退学いたしました。

2,前述のとおり筆者は立教大学文学部を卒業しましたが、そこではキリスト教学科に在籍し、神学士を授与されました。貴学文学部通信教育課程においては、文学を主とする第3類への入学を希望いたします。

 具体的には、筆者は平成9年から俳句をつくり始めましたが、その研究に取り組みたいと考えており、とりわけ、作句における際の視覚の重要性に興味を抱いております。

 俳句は、正岡子規が提唱した写生の重視によって、近代以降の俳句では写実主義が一貫して主流となっています。
 しかし、視覚を喪失した方が俳句をつくる際、写生はどのようにしたら実現できるのかに、興味をもったのです。たとえば、子規の次の句は、視覚がなくても詠めます。

  柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺

 けれども、次の句は、視覚を欠いては詠むことができません。

  鶏頭の十四五本もありぬべし

 このように、句作における視覚の重要性に着目して研究に取り組みます。

2.自分の学びたい学問領域に関わる書籍を一冊選び、概要を簡単にまとめた上で、自身の視点から論評しなさい。(720字以内)
 当該書籍(大森理恵、辺見じゅん編『盲目の俳句・短歌集 まなざし』)の論評は、拙ウェブサイト「らん読日記」に掲載しております。

3.なぜ慶應義塾大学の通信教育課程を選んだのか述べなさい。(150字以内)
 筆者は複数の大学に在学したものの、社会人としてのキャリアを積むにしたがい、公務に携わる時間が増えました。そのため、通学課程での勉学は困難となりました。

 それでも勉学の念止みがたく、通信教育課程であれば勉学を継続できるものと考えました。とりわけ、貴学を選んだのは、三田文学からの伝統を重視したからです。