隈 研吾・清野 由美『新・都市論TOKYO』(集英社新書)
早稲田大学の学友と話していたら、あるタレントがラジオで、「町田市民ほど、自分の住む街(つまり、町田市)に深い思い入れを持っている住民はいない」という旨の発言をしていたことを知らされました。
なるほど、そう言われるとそうかもしれません。
たとえば、2006年上半期の第135回直木賞を受賞した『まほろ駅前多田便利軒』の著者、三浦しをんさんは当時町田市に在住しており、同作品も町田市と覚しき都市が舞台となっていますが、その舞台を三浦しをんは、次のように記しています。