令和4年第2回定例会 6月21日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
「2022年 第2回定例会」 一般質問 三遊亭らん丈
こんにちは。自由民主党会派の一員として通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。
この議場にいらっしゃる多くの方は、この町田市役所の屋上でも撮影された、NHKの「ブラタモリ」をご覧になられたことと思います。
私も拝見いたしまして、そこで、町田が相模の国になるか、それとも武蔵の国になるか、その境界線が太閤検地にまで遡ることができるとは、町田を深堀した番組ならではの知見でした。
なかなか興味深く拝見いたしましたが、目を出版界に転じますと、今年の3月に、「地球の歩き方」の続刊として、待望の「東京多摩地域」が出版されました。これは、初の本格的国内ガイドとして話題になった「地球の歩き方東京」編では、多摩地域がほとんど取り上げられなかったことから、第2弾として「高尾・御岳・奥多摩と全30市町村を完全網羅」として出版されたものです。町田関連ですと、 「徹底比較!大都会、立川VS八王子VS町田」といった採り上げ方をされており、また、「町田フットパスを歩く」というコラムがあります。
同書の売り上げは、4万部を超えているそうですが、「徹底比較!大都会、立川VS八王子VS町田」では、町田市を「総合的な生活利便性が高い」と紹介しております。
その生活利便性が高い町田市ですが、コロナ禍の影響もあり、近年来街者が減っているのは、まぎれもない事実なのであります。たとえば、オープンデータによりますと、原町田のぺディストリアンデッキの11月の通行量が、2019年は月間に10,326,869人でしたが、2021年は8,567,320人へと170万人以上減ってしまいました。
そこで、今回は次の4項目にわたって質問をさせていただきます。
項目番号1、「来街者を増やすための施策について」
2、「シェアサイクルの現状と課題-その2」
3、「工事請負契約における市内事業者の受注機会の拡大について」
4、「国際版画美術館の活性化について-その2」
まず、項目番号1の「来街者を増やすための施策について」です。
今年の4月1日に、町田市立室内プールの敷地内に「健康増進温浴施設」がオープンいたしました。
これは、「町田市バイオエネルギーセンター」で発生する熱エネルギーを有効活用し、男女別の浴室のほか休憩室などを整備し、お子さんからご高齢の方まで幅広い世代の健康と交流を増進することを目指した施設です。
2階にはジェットバス、炭酸泉、水風呂のほかサウナも配備した男女浴室と、売店や休憩室も完備されています。同施設の館長は、「憩いと健康を育む多世代の場をコンセプトにしてきた」とコメントしていらっしゃいます。
そこで伺います。(1)健康増進温浴施設について、その利用状況をお知らせください。
(2)中心市街地活性化奨励制度について、その概要についてお知らせください。
項目番号2は、「シェアサイクルの現状と課題-その2」です。
近年町田市をはじめとして、シェアサイクルを導入する自治体が右肩上がりに増えています。その結果、シェアサイクルが、新たな移動手段として人々の生活に根付いてきたように思われるのです。
町田市では2019年4月から社会実験によるシェアサイクルの取組が実施されており、2020年の第4回定例会でシェアサイクルに関する質問をした折には、今後に向けてなお様々な課題があるという御答弁もいただきました。
また、今年の3月から、市内のシェアサイクルサービスが「HELLO CYCLING」に変更され、本格実施へと歩みを進めました。社会実験から本格実施となり、サービスが改善されたものとうかがっております。
そこで、新たなサービスにおいて改善された内容や、導入して3か月を経て、サービス開始後の利用回数や周辺自治体との乗り入れなどの現状についてお聞かせください。
(1)本年(令和4年)3月からシェアサイクルのサービス内容が改善されたが、その現状について
次に、項目番号3の「工事請負契約における市内事業者の受注機会の拡大について」、伺います。
新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、建設業においても倒産が増加するなどしており、大変に厳しい状況が続いております。
また、ロシア軍によるウクライナへの侵攻によりまして、その影響で原油や資材価格の高騰など建設業者の利益は圧迫されており、先行きの不透明感が増している状況にあります。
一方、町田市では、産業振興基本条例によりまして、市が発注する契約案件につきましては市内事業者の受注機会に配慮していると理解しております。
また今後は、学校統廃合や公共施設再編など、大型の工事案件の発注が増加していくことが予測されるところです。
これは、市内業者さんにとりまして、受注機会の拡大に向けて大きなチャンスととらえていることでしょうが、大規模な工事では、工事実績などの条件があり、市内事業者の受注が難しくなるという事態も漏れ聞こえているところでございます。
こうした中で、町田市が発注する工事請負契約について、市内事業者の受注機会の確保に関してその現状と、今後のあり方を伺いたいと思います。
(1)町田市産業振興基本条例を踏まえて、町田市発注の建設工事の現状と今後のあり方について
項目番号4の「国際版画美術館の活性化について-その2」では、2016年第4回定例会におきまして、「芹ヶ谷公園町田駅間のバス運行社会実験について」と題して一般質問をおこなっておりますので、その2ということになります。そのときは、「芹ヶ谷公園と原町田大通りの間に、無料のシャトルバスを運行する社会実験を実施したが、実験とアンケート調査の結果、及び今後の展開を問う」とのタイトルで伺いましたが、今回は、(1)シャトルバス等国際版画美術館を活性化させる様々な方策についてうかがいます。まずは、シャトルバスの利用状況をお聞かせください。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
項目番号3 町田市産業振興基本条例を踏まえて、町田市発注の建設工事での、共同企業体への発注の現状と今後を問う。
【答弁要旨】財務部長
市内事業者が共同企業体の構成員として工事に参加できるよう、共同企業体の取扱い方針の適用範囲を広げるなど、受注機会の拡大に向け対応していきたい。
項目番号1 町田市中心市街地活性化奨励制度を活用して、来街者を増やす施設を誘致すべき。
【答弁要旨】経済観光部長
これまでに問合せを数件いただいています。パンフレットを配布するなど制度の周知を図ります。
項目番号2 本年3月からサービス内容が改善されたシェアサイクルの現状と今後について
【答弁要旨】都市づくり部長
利用回数は前年同月と比較して約3倍となっています。今後も機会を捉え、周知を積極的に行い、利用者を増やしていきたい。