令和5年第2回定例会 6月13日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
おはようございます。本日の一般質問では、久方ぶりに前座をつとめさせていただきますので、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。
今回は、次の4項目にわたって通告に基づきまして質問をいたします。
項目番号1、「市民病院の病院運営について」
項目番号2、「市へ提出する工事関連書類の負担軽減について」
項目番号3、「森野住宅周辺地区まちづくりについて」
項目番号4、「市立図書館の取組について」
で、あります。
まず、「市民病院の病院運営について」ですが、市民病院は、町田市の医療を地域全体で支えるため、地域連携を強化し、急性期医療の質を高めていくことを目指し、2022年度から2026年度までの第4次中期経営計画を策定し、医療の充実、経営改善に取り組まれていることは、すでに広く知られているとおりです。
その中期経営計画の表紙には、~社会のニーズに対応した 質の高い医療の提供~とうたわれています。
しかしながら、これは町田市民病院に限りませんが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、中期経営計画どおりにはなかなか計画が進捗できない状況が続いてきたものと推察されるのです。
そのような中、新型コロナは、本年5月8日から感染症法の5類へと移行されました。5類に変更されたことによって、新型コロナの最前線で対応していた市民病院の医療提供体制や院内の対応等、どのように変わったのか確認をさせてください。
また、コロナ禍か否かに関わらず、市民病院は、その基本理念にあるとおり、「地域から必要とされ、信頼、満足される病院」であるため、地域医療の中核を担う急性期病院として、その役割の強化を図ることが重要であることは、あらためていうまでもありません。
第4次中期経営計画に基づいて、多くの取り組みを進められたと考えておりますが、その一つの取り組みとして、本年5月1日に開設された「High Care Unit」の頭文字をとってHCU(高度治療室)病棟は、今後の病院運営の改善に向けた大きなトピックであると認識しているとともに、その成果を期待しているところであります。
そこで、伺います。
(1)新型コロナ5類移行後の市民病院の対応について
(2)HCU(高度治療室)病棟開設等による今後の病院運営について
項目番号2、「市へ提出する工事関連書類の負担軽減について」
この質問は、市内の事業者さんから、市へ提出する工事関連提出書類は余りにボリュームが大きくて、事業者にとっては過重な負担であると聞いているところです。
そこで、デジタル社会に対応するため書類提出を電子化するなど、簡略化できないものかとのご要望をいただいていたからこその質問です。
長野県高森町(たかもりまち)のような先進的な自治体では、電子契約の導入が進んでいるが、町田市の取組の状況はどのようになっているのでしょうか。
また、本年4月26日の記者発表資料によりますと、営繕業務を対象とした「アナログ規制」の見直しとして、アナログ的な手法を前提とした事務が多く残る建設工事において、オンラインによる現場確認を可能にするなど、従来「当たり前」としていた事務の見直しをおこなったということです。
あるいはまた、町田市は本年3月に発表された国の公募事業「地方公共公共団体におけるアナログ規制の見直しに係る課題調査事業」のモデル自治体として、デジタル庁と共にこの事業に取り組むということです。そこで、本事業の概要を確認させてください。
(1)電子契約の導入。
(2)営繕業務を対象としたアナログ規制の見直し。
項目番号3、「森野住宅周辺地区まちづくりについて」ですが、このまちづくりに関しましては、昨年の12月議会でも取り上げさせていただきました。
この森野住宅周辺地区は、町田駅にきわめて近いという立地の良さにくわえて、境川に沿った水辺空間や団地周辺のみどりの豊かな環境など、貴重な地域資源が豊富に存在している場所であり、それらを活かしたまちづくりに大変期待しているところでございます。
2021年から町田市が主催しているまちづくり勉強会には毎回欠かさず参加させていただきまして、森野住宅周辺地区まちづくりの動向に注視してまいりました。
さる5月28日に開催された勉強会では、「森野住宅周辺地区まちづくり構想」が紹介され、そこには本地区の将来に向けての具体策が提示されており、一歩一歩着実に進んでいることを実感させていただきました。
まちづくり勉強会には、少なくない権利者が参加しており、活発な意見交換がされておりまして、権利者の皆さんの関心が高まっていることも肌で感じられました。ただ今後は、森野住宅周辺地区のまちづくりの進捗にあたっては、もっと多くの方々に、自分事として参画していただきたいものだとも思いました。
そこであらためて、「森野住宅周辺地区まちづくり構想」の概要と、今後のまちづくりの進め方について伺います。
(1)「森野住宅周辺地区まちづくり構想」について
(2)今後のまちづくりの進め方について
項目番号4、「市立図書館の取組について」ですが、昨年9月の定例会で、指定管理者制度を導入した鶴川駅前図書館の取組について一般質問をおこないまして、その際の答弁で、モニタリング、効果検証の一環として全館でアンケート調査を行うとの話でありました。
その結果が、2022年度「町田市立図書館利用者アンケート調査結果」として公表されたので、早速読んでみたところ、なかなか興味深いと思われることがいくつかありました。この結果は是非、鶴川駅前図書館だけでなく、全ての館のサービス向上に繋げていただきたいと思いまして伺います。
(1)「2022年度町田市立図書館利用者アンケート調査結果」の実施概要と結果について伺う。
また、鶴川駅前図書館の指定管理を担う事業者である久美堂の本町田店において、図書館の本の受取ができるサービスが始まったとの報道がありました。
本屋さんでそのライバルといえなくもない、図書館の本を受け取ることができるとは、なかなか面白い取組と感じました。そこで、伺います。
(2)久美堂本町田店における図書館の本の受渡しサービスの経緯と目的について
以上、壇上からの質問とさせていただきます。
項目番号1、「市民病院の病院運営について」 にかんして、新型コロナ5類移行後の市民病院の対応とHCU(高度治療室)病棟開設による今後の病院経営について
【答弁要旨】市民病院事務部長
コロナ対応と二次医療の両立を図っているところです。病棟をゾーニングすることにより病床を設け、患者を受け入れています。HCUですが、本年5月、12床開設したところです。
項目番号2、「市へ提出する工事関連書類の負担軽減について」 にかんして、市へ提出する工事関連書類の負担軽減に関して、電子契約の導入を問う。
【答弁要旨】財務部長
本年7月以降に電子入札で公告または指名の通知を行う契約案件を対象にサービスを開始します。ルールづくりを行った上で対象の拡大を進めていきたい。
項目番号4、「市立図書館の取組について」 にかんして、市立図書館が発行している電子書籍の案内カードを市民病院で配布してはどうか。
【答弁要旨】市民病院事務部長
具体的な検討をしたいと思います。