町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成18年第2回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2006.06.12(月)

「2006年 第2回定例会」一般質問  三遊亭らん丈

 町田市民の意思を代表する町田市議会の一員として、声なき声に耳を澄ませつつ、暫しのお時間を頂戴し、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。

 今回も前回に続いて、大項目3点にわたって、質問をさせていただきます。
 1項目目は、首都直下地震等の大地震が発生した場合の、町田市の対応についてお伺いします。

 2項目目は、町田市民病院で使用する注射針について伺います。

 3項目目は、町田市公式Webサイトについて、特に、予算書の「検索機能」について伺います。

〔1〕まず大項目〔1〕の、首都直下地震等の大地震が発生した場合の、町田市の対応について、伺います。

 今日の行政には、実に様々なことが市民から要求されています。

 それが現実であり、それに真摯に応えるのが、民主主義国家における地方自治体の役割だと認識しておりますが、その中でも、「市民の生命を守る」、これこそが地方自治体を始めとし、国も含めた公共団体に課せられた、最も重要な責務だと考えております。

 その観点で言えば、日本国中央政府、いわゆる、国ですが、小泉首相が会長を務める中央防災会議が、さる、4月21日に開かれ、首都直下地震が起こった場合、ちなみに、このときの状況としまして、夕方の6時、風速が15メートル(毎秒)の場合ですが、想定される死者数を約11,000人から、約5,600人に半減させることを目標として設定いたしました。

 また、東京都総合防災部によれば、多摩直下地震がマグニチュード7.3の規模で起こると、冬の午後6時風速6m(毎秒)であれば、多摩地区では、186名の方々がお亡くなりになるという想定をしています。

 これが朝の5時ですと、353名に跳ね上がるわけですね。
 また、町田市防災会議が発行した、「町田市地域防災計画」によれば、神奈川県境直下地震における本市の被害想定量においては、死者数が131人となっています。

(1)このように、一口に地震といっても実に多種多様な地震が想定されているのですが、町田市において、これらの地震が起こった際に、どれほどの被害が想定されているのか、最大の被害が予想される地震の場合の死者数をお知らせくださいますようにお願い申し上げます。

(2)次に、中央防災会議では、今後10年間で、死者数の半減を決めたのですが、町田市では、それに因んで、今後10年間で、どれほど死者数を減らすことを策定しているのか。
 それをお知らせください。

(3)これに関連して、たとえば、東京湾北部地震マグニチュード6.9で、冬の夕方、風速6m(毎秒)の場合、約75,000人が負傷し、この負傷者の内訳として、建物倒壊によるものとして、約32,000人が想定されており、負傷者の約43パーセントを占めているのですが、建物倒壊を防止するために、町田市も住宅の耐震化助成事業を行っていることと認識します。
 それにあたって、その利用状況をお知らせいただきたい。

(4)また、上記事項に関連して、町田市立小中学校での、耐震化工事の進捗状況について、その現状を改めてお知らせいただきたい。

 なぜ、町田市立小中学校の耐震化工事進捗状況をうかがうのかといえば、本年1月に耐震改修促進法が施行されたのに伴い、地方公共団体は耐震改修促進計画の作成が義務付けられたからに他なりません。

(5)町田市は、災害を想定し、多くの地方自治体と相互援助協定を結んでいますが、その現状と、援助協定を結ぶ自治体を今後も増やすことを企図しているのか否か、それをお知らせいただきたい。

〔2〕次に、大項目の〔2〕について、伺います。
 それは、町田市民病院で使用している、注射針についてです。
 私事ではありますが、私の数少ない趣味のひとつに献血が挙げられます。御蔭様で、本年5月現在、105回の献血をさせていただきました。

 さて、では、105回も献血をしているから、注射針を挿入する痛みが減ったのかといえば、決してそんなことはないのです。
 さて、2005年度のグッドデザイン賞を受賞した作品に、「ナノパス33」というインスリン用注射針があります。
 この注射針は直径が、0.2mmと世界で最も細いからこそ痛みを感じることなく使用できるのだそうです。

 特に、糖尿病で自己注射を行っている国内60万人の患者にとっては、痛みから解放されるわけですから、まさしく、朗報なわけです。

 ちなみに、この価格は70本入りで2,100円だそうです。
 さて、ここからが質問です。
 現在町田市民病院では、この「ナノパス33」を使用しているのか否か、それをお知らせいただきたいのです。
 そして、もし未使用であるならば、是非、ご使用下さいますように、切にお願い申し上げます。

〔3〕最後に、大項目〔3〕についてお尋ねします。
 インターネット時代を迎えて、現に今この議会の模様も、インターネットで見られるのですから、これを活用しないのは、大いなる損失だと認識しております。

 さて、町田市公式Webサイトについてです。
(1)先ず、町田市公式Webサイトへの一日平均アクセス数はどれほどなのか。

(2)次に、町田市公式Webサイトでは、どのページへのアクセスが最も多いのか。

(3)鳥取県の公式ホームページ、これを「とりネット」というのですが、この予算書の「検索機能」の使い勝手が、すこぶる素晴らしいのです。
 この鳥取県のホームページを、町田市はどのように、認識しているのか、それをお聞かせいただきたい。

(4)ここでいう「検索機能」のどこが素晴らしいのかといえば、予算書を同一項目において、部や課を横断して検索できる、という機能が素晴らしいのです。
 たとえば、「図書購入費」を検索すると、教育委員会、生活環境部、商工労働部、総務部という具合に、4つの部と委員会で購入しているのが、一目瞭然となるのです。

 この「検索機能」は、是非、町田市でも導入したほうがいいのではないかと考えますが、町田市のご意向はいかがでしょうか。

(5)最後に、市長に改めてお尋ねします。
 「首相官邸」のホームページにおいて、「小泉内閣メールマガジン」が発行されているのは御存じのことと思います。
 そこでは、小泉首相が「らいおんはーと」というタイトルで毎週1回様々なコメントを掲載しています。
 是非、石阪市長にも、このように、メールマガジンを発行していただいて、広く、そのお考えの一端を市民に開示していただければ、より親密さが増すものと考えますが、ご検討していただけますように、お願い申し上げます。

 以上、多岐にわたる質問ではありますが、御答弁くださる方々には、簡潔明瞭なる御答弁をお願いし、壇上からのらん丈の質問とさせていただきます。