町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成21年第4回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2009.12.07(月)

「2009年 第4回定例会」一般質問  三遊亭らん丈

 さる11月29日から放送が始まりました、司馬遼太郎先生の原作によります、ドラマ『坂の上の雲』を私も拝見いたしまして、いたく感動した次第でございます。

 原作となった小説は、あらためていうまでもなく、近代日本の黎明期を担った明治初頭からその物語は始まるわけでございます。
 まさしく季節でいえば、春を思わせるのでございます。
 ここが、現今の日本と少し違うのかなと思うのでございます。
 今日本は、季節でたとえるといつなのでしょうか。

 ひるがえってわが町田市を思うと、これは確実にまだまだ飛躍の余地が残っていますので、季節でいえば、春ないしは初夏といったところではないでしょうか。
 こうして成長期にある町田市を、ごくごく拙い質問ではございますが、この一般質問をつうじてその成長に寄与したいとの思いで、今回も通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。今回は、以下の4項目でございます。

1、ワンクリック募金について
2、過払い金回収を通じて滞納国保料の納入につなげる方策の検討
3、街路灯の省エネ型化への進展を問う
4、町田市の当該部課名の明示とe-mailへの対応

 まず、「ワンクリック募金」でございますが、これは、どんなものかといいますと、すでに山形県、札幌市、大阪市では採用しているようですが、当該自治体のホームページ上に、ワンクリック募金に参加したい企業等を募集するわけです。それを当該自治体で、審査いたしまして、ワンクリック募金に相応しい企業等に当該自治体のホームページにワンクリック募金のスペースを貸し、当該自治体のホームページをご覧になった方々のなかで、その企業に興味を持った方が当該企業のホームページをクリックすると、ワンクリックごとにたとえば、5円あるいは10円という現金が、当該自治体に入るという仕組みです。

 この募金の素晴らしいところは、市民はただクリックするだけで、自分の懐をなんら痛めることなく、当該自治体に寄附できることであり、企業にとっては、自分のホームページを見てもらえることで、PRに寄与することができ、なおかつ当該自治体は、歳入が増えるわけですから、関係3者がなんら害を被らず、ただただ当該自治体の歳入が増えるということです。

 そこで、山形県、札幌市、大阪市等がすでに導入し、それぞれの自治体の歳入増に結び付けている「ワンクリック募金」を、町田市においても導入してみるべきと考える。

 2項目目の、「過払い金回収を通じて滞納国保料の納入につなげる方策の検討」でございますが、これは、町田市が市税や国民健康保険税の滞納者から多重債務者を見つけ出し、貸金業者への過払い金を返還請求し、返還された金額を滞納分にあてる、というものです。

 この仕組みの素晴らしいところは、滞納者の生活再建と、税や保険税の回収という一石二鳥が図られるところでございます。
 この仕組みを導入している自治体はまだ一部にとどまっているなかで、町田市はすでに導入していると聞いておりますが、その実体をお聞かせください。

 そこで、(1)国民健康保険税の滞納を減らすため、町田市が多重債務者を手助けし、消費者金融などにグレーゾーン金利で払った「過払い金」を取り戻して、保険税に充当する方策を検討してはどうか。(2)新聞報道によると、上記方策は、すでに21もの市町で実施されている。

 3項目目の「街路灯の省エネ型化への進展を問う」でございますが、国道の外灯にかかる電気料金をめぐり、省電力のランプに切り替えたり、電力会社との契約を変更したりすることで約1億7千万円節減できたことがわかり、会計検査院は国土交通省に対し、契約の見直しなどの改善を求めたとのことです。

 そこで、(1)会計検査院が国土交通省に対し契約の見直しなどの改善により、約1億7千万円も経費を節減できた国道の外灯であるが、町田市の街路灯はその経費をこれ以上節減することはできないのか。をお尋ねします。
 最後に、「町田市の当該部課名の明示とe-mailへの対応」でございますが、これは、町田市のホームページ上に掲示している担当部課の電話番号は表示しているものの、そこにe-mailアドレスの掲示がないため、あってもすぐにその表示に到達できないため、不便をかこっているため、町田市にお尋ねいたします。
(1)町田市公式HPで、当該部課にe-mailによって簡便に速やかに問い合わせることが可能な体制への移行をしてはどうか。

 市民が納得できるような御答弁を期待いたしまして、以上壇上よりの質問とさせていただきます。