2012年 第1回定例会 3月7日 一般質問壇上からの部分 三遊亭らん丈
多くの議員が指摘されるように、間もなく東日本大震災発災から1年が経とうとしています。そのため、被災地の復興にはスピードが要求される昨今ですが、その「復興を進めるために、乗り越えなければならない「壁」がある。」との指摘があります。
これは、昨日の新聞に掲載されていた環境省の広告にあった文言です。ここでいう「壁」とは、東日本大震災によって岩手県・宮城県に発生した膨大な「災害廃棄物」を指します。その量は、通常の11年分あるいは、19年分にも達しているとのことです。
それに関して、政府は、2014年3月末までにその処理を終える目標を掲げていますが、細野豪志環境大臣は「このままでは難しい」との見方を示しています。
これは決して他人事ではなく、首都直下地震が、M7クラスの地震が今後30年以内に発生する確率は、70%程度と推定されているところでございまして、何時われわれが住む東京から膨大な「災害廃棄物」が発生するか分からないのであります。「災害廃棄物」は、まさに国家的な課題だと認識しているところでございます。
そんな視角も含めまして、通告に基づきまして、次の4項目にわたって一般質問を行わせていただきます。
1、当市サービスへのより簡便なる到達を目指して
2、思い出ベンチ−その2
3、当市から発送する封筒の資源化に向けて
4、「平成24年度施政方針」について
項目番号1、の当市サービスへのより簡便なる到達を目指して、ですが、これは、どういうことかと申しますと、通告書にあるとおり、「当市からは非常に多くの市民サービス行っているが、より簡便に目的のサービスに到達できるようにしてはどうか。」というものでありまして、我ながら要領を得ていない要旨ですから、もっとわかりやすく言いますと、「なんとなく町田市からのサービスを受けたい」と思っている市民が、どんなサービスなら受けられるだろうかと考えたときに、インターネットで町田市のホームページを開けたとします。
そこで、たとえば、「補助金」がほしいから、「補助金」と入れて検索をすると1,271件もの項目がヒットするのです。これでは、該当する目当ての補助金に到達するのは至難のことです。
これは、日本の行政からのサービスは多くの場合、申請主義が原則としておりますから、申請をしない限り、そのサービスを受けることが出来ないという制度になっております。そこで、なんとなくサービスを受けたいという市民のニーズに応え得るようにしてはどうかという視角からの質問でありまして、申請主義に風穴を開けたいという意味での一般質問であります。
項目番号2の、思い出ベンチ−その2でありますが、これは、すでに「思い出ベンチ」については、すでに平成19年第2回定例会の一般質問で取り上げましたが、その後の対応を問う。というものです。
項目番号3の、当市から発送する封筒の資源化に向けてに関しましては、(1) 封筒には少なからず、セロファンの付いた封筒があるが、それは資源化しにくい。もっと資源化しやすいように当市も志向すべきではないか。
(2)当市から発送する封筒を複数回使用しやすい仕様にしてはいかがか。の2点であります。
項目番号4の、「平成24年度施政方針」について、に関しましては、(1)多くの目標が掲げられているが、その目標を達成させるための具体策を問う。というものでありまして、それに関しましては、次の4点にわたって伺います。
1、6頁にある、「ホームタウンチームと連携したスポーツイベントの開催」
2、7頁にある、「緑道、街路樹など身近なみどりを充実させる」
3、8頁にある、「市の権限が拡大することで、これまで以上に市が責任を持って決定する領域が増えるため、マネジメントの強化や情報共有を充実してまいります」
4、9頁にある、「職員の派遣や再生自転車の提供など被災地のニーズに応じた支援」
以上の4点でありまして、これを以て壇上からの質問とさせていただきます。