町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成25年第2回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2013.06.15(土)

2013年 第2回定例会 6月14日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 おはようございます。本日から都議会議員選挙が始まりましたが、われわれは町田市政発展のために、議論を尽くしたいと思います。

 今回は、通告に基づきまして、以下の6項目にわたって一般質問を行わせていただきます。
 なお、議長のお許しを頂きまして、資料をご配布させていただきましたので、そちらを後刻お目通しいただければ幸いでございます。

1. 当市立図書館の利便性向上を目指して
2. 共通番号(マイナンバー)制度について
3. ガバメント2.0について
4. 市民病院に新たな施策を
5. 児童遊園及び児童公園について
6.危険な通学路対策
 でございます。

 まず、項目番号1について、であります。
 公立図書館の最近の話題といいますと、佐賀県の武雄市図書館ではないかと思われます。この図書館は、御存じの方も多いと思われますが、1年365日、元日から大晦日まで、午前9時から午後9時まで1日も休まず開館しているという図書館です。私はまだ行ったことはないのですが、同図書館のホームページを見たところ、私は魂消ました。これが、果たして公立図書館なのか、といった素朴な驚きです。従来の公立図書館とは、かなり趣を異にしております。

 ただ、議員としては驚いてばかりもいられませんので、今ある図書館をなんとか利用しやすくしなくてはならないわけであります。

 たとえば、市民病院に入院なさっている方は、重篤な患者様であれば、なおのこと、自らの病状について深い知見を得たいと思うのは当然のことです。それに対して、現在の市民病院の図書室の蔵書ではあまりに貧弱といわざるを得ません。そこで、町田市立図書館の蔵書を借りることによってそれを補いたいと思っても、現状では図書館の蔵書は市民病院には配置されていないため無理です。これは、宝の持ち腐れではないかと思うわけです。そこで、図書館法を閲しますと、その「第3条  図書館は、図書館奉仕のため、土地の事情及び一般公衆の希望に沿い、更に学校教育を援助し、及び家庭教育の向上に資することとなるように留意し、おおむね次に掲げる事項の実施に努めなければならない。その5号では、「分館、閲覧所、配本所等を設置し、及び自動車文庫、貸出文庫の巡回を行うこと。」と規定されております。

 そこで伺います。
(1) 病院患者図書館について(「病院患者図書館についての要望書」これは、2006年に石阪市長と当時の教育長宛に提出されたものですが、を踏まえて)今後の対応を問う。

(2) 利用券を忘れた来館者への対応。 

(3) 図書の延滞を防止するために。 

(4) 不要となった図書の有効利用について 

 この(4)に関しましては、先日、新潟市立中学校の本約3千冊(550万円相当)を古本屋に転売した図書館司書がいたことを踏まえての質問です。3千冊で、550万円相当ですから、1冊約1,833円ですか。ですから、市の財産である図書は、売ろうと思えば売れるんだということがわかったための質問です。

 項目番号2、共通番号(マイナンバー)制度について、でございます。共通番号制度につきましては、先月の24日に法案が国会で可決成立したため、近い将来、国や市町村でマイナンバーを利用することになることを踏まえましての質問です。

 このマイナンバー、いつの間にか、共通番号という呼び名に変わりつつあるようですけれども、現在、各行政機関がそれぞれの方法で管理している個人情報を、この共通番号制度によって共有化できるようになる、と聞いています。

その結果、行政にとっては、
・導入コストが一時的に必要となるものの、将来にわたって運用コストが削減でき、

・個人の所得状況や社会保障の受給実態を正確に把握しやすくなり、

・公平、公正で効率的な社会保障給付につながることとなり、

国民にとっては、
・年金等の手続きや確定申告で、住民票や納税証明書といった添付書類が不要となり、手続きが大幅に簡素化され、便利になるとされていますが、その反面

・個人情報の漏洩や、番号の不正取得による悪用
が、懸念されています。

 そこで、伺います。
(1)共通番号制度とは、どのような制度なのか。

(2)当市行政における個人番号の利用範囲は、どうなっているのか。

(3)共通番号制度における、基礎自治体の役割はなにか。

(4)当市の対応と安全管理について。特に、その安全管理についてをお尋ねいたします。

 項目番号3、ガバメント2.0について、です。
 「ガバメント2.0」とは、耳新しい言葉でありまして、主にティム・オライリーさんという方が提唱しているものであります。
 わが国で先進的に取り組んでいるのは、千葉市であります。そのホームページにある記事を、配布資料表面の右側に印刷いたしました。そこにあるとおり、NHKの『クローズアップ現代』にて、「ガバメント2.0 市民の英知が社会を変える」というタイトルで放送されました。

 たとえば、道路の破損箇所があれば、現在のところ、市民からの通報は、電話、手紙、メールにて行われますが、それをスマートフォンのアプリを活用してやったらどうか。そうすると、GPSによって場所も間違いなく伝達できるし、画像も送れるので、破損の具合が一目瞭然なわけです。

 そこで、「市民の側も、この社会を作り上げるのは、われわれ一人ひとりなんだという意識に切り替わる」というものです。常々、町田市は市民との協働を標榜しているところですので、そこで伺います。

 ティム・オライリーらが提唱している、「ガバメント2.0」に関して、当市の見解を問う。

 次は、項目番号4、です。市民病院に新たな施策を、というものでありまして、近年がんでお亡くなりになる方が増えております。日本では昭和56年から死亡原因の1位は常にがんです。年間30万人以上の方ががんでお亡くなりになっているのです。

 そこで、埼玉医科大学では、がん患者さんやそのご家族がよりよい日常を送れるように、精神・心理学的側面から支援する精神腫瘍科を開設しており、そこでは、不幸にもご家族ががんでお亡くなりになった御遺族のための外来があるのです。

 最愛の家族に先立たれたご遺族のケアに取り組んでおられるというのですね。私も弟をがんで亡くした者として、このような診療科は市民病院に導入すべきではないかと思いまして伺います。精神腫瘍科を当市民病院にも開設してはいかがでしょうか。

 項目番号5、は、児童遊園及び児童公園について、であります。先日の一般質問でも、当市は今や超高齢社会に突入したという話題が出ましたが、そのような当市にとって、児童遊園や児童公園という施設名は、いかがなものかなと思うわけです。先日も、近くの児童遊園に行く際、近所の方とお会いしまして「どちらへ」「そこの児童遊園へ」「あぁ、砂遊びですか」「違いますよ。もう砂遊びはやってませんよ」「いやぁ、らん丈さんならやりかねない」と言われてしまいまして、私に責任があるのですが。森野3丁目では、その児童遊園であまつさえ、敬老会をやっているのですよ。そんな視点から伺います。児童遊園及び児童公園と命名されている施設が、当市ではどの程度の割合であるのでしょうか。

 項目番号6は、危険な通学路対策です。先月の31日に文部科学省が、全国に通学路が7万4483箇所あり、そのうち安全対策が済んでいるのは57%という発表を行いました。そこで伺います。文部科学省が5月31日に発表した通学路の危険な場所が、当市内にあるのか。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。