2014年 第1回定例会 3月27日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
それでは、通告に基づきまして、当市の一般事務について、溜息を吐くことなく問い質したいと思います。
なお、議長のお許しを頂きまして、資料をご配布させていただきましたので、そちらを後刻お目通しいただければ幸いでございます。
今回は、以下の4項目について質問をさせていただきます。
1 当市における事業所税について
2 工事請負契約の不調等について
3 新たな図書館像をもとめて
4 消防署の移転と安全の向上について
まず、項目番号1について、であります。
これは、いうまでもなく地方税法でいうところの事業所税でありまして、昭和50年に創設されました。人口30万人以上の自治体が、企業の業績に関係なく一定規模以上の事業所に課すものです。現在事業所税を課す自治体は、全国で特別区と75市でありまして、当然ながら当市もそのひとつであり、多摩地区では、八王子市、三鷹市、武蔵野市とともに4市で課税されております。
その事業所税でありますが、なかには企業の「追い出し税」と呼ぶ向きもございます。そこでうかがいます。
(1)事業所税を減免したり、あるいは、助成している市があるようだが、当市のそれへの見解を問う。
次に、項目番号2です。これは、「工事請負契約の不調等について」でありまして、最近ニュース等でも取り上げれれているところです。全国的に契約の不調が増加しておりまして、最近では、首都圏の台所といわれている築地市場の移転をめぐる大型工事の入札で辞退が相次ぎまして3件が不調になったことも記憶に新しいところでございます。
こちらについては、2回目の入札でなんとか成立しましたが、他の自治体の中には、秋田市の新庁舎建設工事や我孫子市の小学校耐震化工事など再度の入札をしたのにもかかわらず、不調になり、当初の計画をあきらめるケースも出ていると聞いているところでございます。そこで、伺います。
(1)全国的に発生している工事請負契約の不調や入札中止について当市の現状はどうか。
(2)当市における不調等への対策は、どのようなものがあるのか。
(3)中央政府は、公共工事設計労務単価を大幅に引き上げたが、当市の対応はどうか。
次に項目番号3であります。「新たな図書館像をもとめて」といたしまして、近年、従来の図書館とはかなり異なるニューウェイヴといってもいいような図書館が次々とオープンしております。文部科学省でもそれを支援しておりまして、これからの図書館像というコーナーでは、実践事例集を掲載しております。そこでのひとつのキーワードは、図書館を核にした「まちづくり」なのかと思いのであります。
そこで伺います。「これからの図書館は、単に本を貸し出すだけではやっていけません。そのことに無自覚なまま、古くて創造性に欠けたサービスを提供しているところがまだまだ多いのです」との指摘もあるが、当市立図書館が引き続きベンチマークの対象であり続けるため、どのような図書館像を提供していけるのか。ちなみに、この指摘は、イタリアの図書館アドバイザー、アントネッラ・アンニョリさんの言葉です。
最後に、項目番号4「消防署の移転と安全の向上について」であります。現在町田消防署は、中町にありますが、それが移転するときいております。そこで、伺います。
(1)町田消防署が、現在地の中町から移転する模様だが、それに対する当市の対応を問う。
(2)当市の災害現場への対応は万全といえるのか。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。