町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

2018年第1回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2018.03.30(金)

平成30年第1回定例会3月29日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 おはようございます。
 E.H.カーは、名著『歴史とは何か』の中で、「歴史は現在と過去の対話である」と述べています。

 そこで、私は、町田の過去と対話したいと思い、知のミュージアム 多摩・武蔵野検定の模擬問題を受けました。
 その「歴史と遺産」編で、「1871年の廃藩置県で、多摩郡の大部分はどこに移管されたでしょうか」という問題がありました。
 答えは、いうまでもなく、「神奈川県」であります。

 このように、廃藩置県で神奈川県に移管された北、西、南多摩の3郡ですが、明治26年4月1日に、東京に移管されました。

 これは、同年2月18日の帝国議会に「東京府及神奈川県境域変更に関する法律案」が、衆議院に上程され、わずか10日後の2月28日に衆議院と貴族院の両院で可決され、なんと、その32日後、われわれの先輩が住んでいた多摩郡は、東京府に移管されたのであります。

 問題は、移管されたのちです。その描写が『町田市史』下巻にあるので、その部分を読んでみましょう。
 ここで、東京への移管に賛成派が、反対派に襲われる状況を読む。

 命がけです。大変なものであります。
 わたしの場合、残念ながら、命がけというわけにはまいりません。せいぜい、雑巾がけのような一般質問をさせていただきます。

 まず、項目番号1、「町田の活性化を目指して」です。
 今定例会でも、多くの議員が言及しているように、わたしたちの町田は、今後、まだまだ発展していかなければなりませんが、そのためには、今までと同じようにやっていては、それが達成し辛い状況にあります。
 そのためには、さまざまな面で、この町田を活性化をしなければなりません。

 そのひとつの手法として、(1)ご当地検定を視野に入れて活性化してはどうか。
 その状況をお知らせください。
 それにくわえて、2017年は、「仮想通貨元年」といわれましたが、「ブロックチェーン」を利用した地域限定の(2)「電子地域通貨」導入の動きが目立ってきたようだが、それへの対応を問う。
 町田市は、この状況をどのように捉えているのか、伺います。

 次に、項目番号2、「がん検診について」です。
 町田市在住者の死亡原因第1位は、「がん」であります。
 「町田市5ヵ年計画17-21」の主な取り組みでも、「がん予防対策の推進」を、うたっています。
 そこでの目標値として、「大腸がん検診40%、乳がん検診50%、子宮頸がん検診50%」となっています。
 そこで伺います。
(1)町田市のがん検診の現状について問う。
(2)がん検診をより有効なものとする方策について問う 。

 次に、項目番号3の「ふるさと納税について」です。
 「ふるさと納税」での一般質問は、すでに、平成20年、平成27年と2回にわたって大項目としておこなっておりますので、今回が3回目ということになります。
 それが功を奏してか、インターネットにおける「ふるさとチョイス」の活用や、返礼品の見直しを図ったり、寄附の使いみちを選択できたりと、町田市は以前に比べれば、かなりふるさと納税には、積極的に取り組むようになってきたとは思います。

 中でも、「町田の絵本作家 中垣ゆたかさん 限定返礼品」1万円コースは、申し込みが殺到しているそうです。
 ただ、そこの自治体情報に、町田市の紹介文がないのは、残念です。
 そこで伺います。
(1)ふるさと納税の現状を問う 
(2)ふるさと納税をさらに促進させるための方策について問う 。

 次に、項目番号4の「町田市史について−その2」です。
『町田市史』に関する一般質問は、平成28年第2回定例会以来、2回目です。ちなみに、『町田市史』上巻は、すでに売り切れており、下巻しか売っておりません。悪いことはいいません。それだけ、需要があるということの現れです。

多摩の他自治体でも、市史の新訂版が着々と手掛けられている現状を鑑みて、伺います。
(1)町田市制が敷かれて60年を経たが、それに見合った市史について問う。

 最後に、『町田市史』の編纂に当たっては、編集委員をつとめていただいた三橋國民先生の功績が極めて大きかったと、伺っております。
 あらためまして去る2月4日に御逝去された三橋國民先生の御冥福をお祈りいたします。

 以って壇上からの質問とさせていただきます。