令和元年第4回定例会 12月9日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈
皆様こんにちは。自由民主党会派の一員として引き続きまして質問を、させていただきます。
今年もこの日本列島に多くの台風が、襲い掛かりました。
そこで被災された方々には、心からお見舞いを申し上げますとともに、復興にご尽力されている皆様には安全に御留意され、御活躍されますことをお祈り申し上げます。
このような事態を受け、政府は今月5日の臨時閣議におきまして、3年ぶりとなる経済対策を決めました。
事業規模の総額は26兆円で、そのうち、災害の復旧・復興に7兆円投じる、ということであります。
今回は次の4項目にわたって一般質問をさせていただきます。
1、原町田中央通りにおけるにぎわい創出の取り組みについて
2、被災自治体に代わって寄附を受け付けるふるさと納税を活用した「代理寄附」について
3、家庭内暴力(DV)等支援措置について
4、町田市立博物館の収蔵資料について
まず、項目番号1の「原町田中央通りにおけるにぎわい創出の取り組みについて」ですが、これは、今年3月の一般質問「中心市街地の現状と今後について」に次いで、おこなうものです。
御存じのように、去る11月30日には、相模鉄道とJR線の相互直通運転が始まりました。
海老名駅発の直通列車は、当日開業した、市長の母校でもある「羽沢(はざわ)横浜国大駅」を経由して、JR線に乗り入れ、武蔵小杉、渋谷などを経由して新宿に向かうことになったのです。
こうして、以前であれば、海老名駅から新宿駅に行くには、小田急線に乗って町田をとおって新宿に行っていたのが、町田を通ることなく新宿に行くことが出来てしまうようになったのです。
また、今年の1月には、横浜市営地下鉄ブルーラインが、現在の終点である、あざみ野駅から新百合ヶ丘駅までの延伸を決定いたしました。
そうすると、これまで、新百合ヶ丘駅から東海道新幹線の新横浜駅で乗車する際、町田駅を経由していた方も、町田を素通りすることにもなりかねません。
小田急は、当然ながらこの事態に手をこまぬいているわけではありません。下北沢エリアに、「下北沢線路街」を始動させました。これは、1.7kmにわたって開発しようというもので、中で私が最も注目しているのが、「都心に突如あらわれる温泉旅館」です。やはり、時代は駅前温泉なんですね。さすが、小田急さんでありまして、トレンドを見事にとらえていますね。
ただ危惧すべき数字もあがっています。
国土交通省や東京都、神奈川県などの自治体、高速会社が実施した「第6回東京都市圏パーソントリップ調査」によりますと、これまでの調査では横ばいだった外出率が、1968年の調査以来、初めて減少に転じ、前回平成20年から9.8%減少して76.6%に落ち込んでいる、というのです。
そのうち、目的別の移動回数をみると、女性の「買い物」が約3割減少していた、というのです。つまり、「インドア派」が増えている、女性の「食事・社交・娯楽」も約4割減り、落ち幅が目立つ、というのです。
また、前回の質問では、原町田中央通り無電柱化事業の推進を契機として、歩行者主体のまちづくりを進めるため、ワークショップを開催する、ということでしたが、わたしもそのワークショップに参加して、まちづくりへの高い参加意識を実感しているところです。
そこでの議論を踏まえて、町田の中心市街地をつらぬく中央通りの通行者が減っているのではないかとの思いから、以下の質問をいたします。
(1)「原町田中央通りの未来を考えよう!!」というワークショップを開催しているが、そこでの議論を踏まえて、原町田中央通りの今後の展開を問う。
項目番号2の、「被災自治体に代わって寄附を受け付けるふるさと納税を活用した「代理寄附」について」でありますが、この代理寄附という制度は、2016年の熊本地震を契機として始まったものなので、まだ、御存じない方もいらっしゃると思いまして、その概要を、タブレットに格納させていただきました。
それを読みますと、次のようにしるされています。
「被災地は被災直後は特に寄附金を受付けている時間がないため、忙しい被災自治体に代わり寄附金受領書などの発送や受付事務などを担っていただく自治体のことをさします。
ふるさとチョイスではそのような自治体を「代理自治体」と呼んでいます。代理寄附は被災地が落ち着いたころ、寄附金が代理自治体から被災自治体に確実に届く大変ありがたい仕組みです」というのであります。
これは、その前年の平成27年9月関東・東北豪雨で茨城県境町は、20億円を超える激甚災害に遭ったわけですね。
けれど、そのとき、2千万円をこえるふるさと納税が寄付されたのです。
そして、その翌年熊本地震が起こったときに、なにかご恩返しをしようということになったのです。
そこで、ふるさと納税を活用したとき手間がかかるのは納税証明書の発行だということを思い出し、被災した地域の役所は発行業務に労力を割けません。それなら、どこかが代理で受付をすればいいと考えて、すぐ「ふるさとチョイス」に電話しました。その日のお昼過ぎには、寄附ページがオープンし、そのスピード感には感謝しています。ということなのです。
そこで、今年は多くの自治体が台風の被害に遭われているので、早速境町では、その代理自治体に名乗りをあげ、すでにタブレットに格納した資料にあるように、約4億円ものふるさと納税を集めている、というのです。
この寄付金は、被災地が落ち着いたころ、確実にその自治体に届く、というのです。
そこで伺います。(1)被災地は被災直後は特に寄附金を受け付けている時間がないため、忙しい被災自治体に代わり寄附金受領書などの発送や受付事務などを他の自治体が担う、ふるさと納税を活用した「代理寄附」について問う。
次に、項目番号3の「家庭内暴力(DV)等支援措置について」です。
11月は、内閣府とその他の男女共同参画推進本部府省庁が提唱する「女性に対する暴力をなくす運動」月間です。
そこで、市役所1階のイベントスタジオでもパネル展示が行われました。
そこに、DV=家庭内の暴力に関するパンフレットがあったので、それをいただいたところ、そこに「5人に1人」という数字がしるされていました。
それを踏まえて、伺います。(1)家庭内暴力(DV)への町田市の取り組みを問う。
次に、項目番号4の「町田市立博物館の収蔵資料について」です。
わたしは、ことぶき大学の「教養コースプログラム」『教科書に載らない偉人たち』を受講しました。
講座自体は、なかなか充実したもので、いつも期待して受講していたのですが、あるとき、その講師の先生が、町田市立博物館発行の絵葉書を受講生にどうぞと、配っていたのです。
それを見て、たしかに町田市立博物館は本年の6月16日をもって現在の建物での展示事業は終了したのですが、それ以後も、様々な機会をとらえて展示はつづけていますね。
そこで、今後、その収蔵品はどうするのだろうと思いまして、次の質問をおこないます。
(1)町田市立博物館での最終展を終えて、収蔵品の今後を問う。
以上、壇上からの質問とさせていただきます。