平成29年第1回町田市議会 定例会「代表質疑」
2017年第1回定例会3月10日 町田市議会本会議における代表質疑「平成29年度施政方針、町田市5ヵ年計画17-21」について、壇上部分。
(1)町田市を取り巻く社会情勢と今後の市政運営について
おはようございます。私は、自由民主党会派を代表いたしまして、市政運営の重要な課題について質疑いたします。
市長が、施政方針や町田市5ヵ年計画17-21において示された、各分野における施策の基本的な考え方について、順次お尋ねいたします。
(1)町田市を取り巻く社会情勢と今後の市政運営について
おはようございます。私は、自由民主党会派を代表いたしまして、市政運営の重要な課題について質疑いたします。
市長が、施政方針や町田市5ヵ年計画17-21において示された、各分野における施策の基本的な考え方について、順次お尋ねいたします。
こんにちは。
世の中は、変わらないようでいて、結構変わるものです。
たとえば、先日テレビを見るともなく見ておりますと、ある大学がコマーシャルを流していたのです。これは、およそ30年前には、考えられなかったことです。大学が、テレビコマーシャルを流すなんて。
私が受験した40年ほど前の大学は、「入学したければ、受験してもいいよ」といった雰囲気でした。それが今や大学は目の色を変えて受験生に、「お願いだから受験してください」と、変われば変わるものです。
それは、ここ町田市においても、同様です。
私が10代の頃の町田市は、団地がどんどん建設され、毎年1万人ずつ人口が増えているような、成長著しい都市でした。
ただ、行政は大変だったと思いますよ。学校やインフラの整備で、天手古舞だったことでしょう。
そんな町田市が、3年後の2020年頃から、いよいよ人口が減り始めるというではありませんか。これは、当時は、想像すらできないことだったのです。それが、いよいよ現実のものになろうというのです。
しかし、その人口の減少が「武器」だという意見をお持ちの方がいらっしゃるのです。それは、OECD東京センター所長の村上由美子さんです。
村上さんの著書『武器としての人口減社会』では、「人口減少と少子高齢化が難題なのは確かだが、活用する人材や働き方を変えると「大きな伸びしろ」が期待できるのは、日本だけ」だというのです。つまり、「世界経済における日本の相対的優位性」があるというのです。
そんな日本ですが、大きな課題として、子どもの貧困問題があります。
先月(2017年2月)の23日、東京都が昨年小中高校生らに、子供と子育て家庭の生活状況などに関する「子供の生活実態調査」を実施した結果を、中間のまとめとして公表しました。
それによると、子供の約2割が生活困難層にあることがわかりました。そのような児童、生徒のために、就学援助制度が設けられているわけです。ここで、問題視されるのは、困窮している保護者ほど、学習や食事などの支援事業を知らないため利用していないことが判明したことです。
これらを踏まえて、今回は次の2項目の一般質問をいたします。
1、入学前の入学準備金の支給について
2、ごみ集積所からの資源物持ち去り行為について
おはようございます。
自由民主党会派の一員として、一般質問をさせていただきます。
今回も、選ばれる都市町田を目指して、一般質問をいたします。
それぞれの都市には、様々な都市像があろうかと思いますが、たとえば、建築家のルイス・カーンは、次のように定義しています。
「都市とは、小さな子どもが歩いていくと、将来一生をかけてやろうとするものを教えてくれる何かに出会う、そんなところだ」というのです。詩的でありながら、本質をつく名言だと思います。
2010 年前後から、国ではなく、地方自治体のレベルで住民の幸福度調査や指標化を独自に実施するところが増えています。東京都荒川区、新潟県、熊本県などの取り組みが、各研究機関やマスコミ等で取り上げられておりますが、たとえば、荒川区の「荒川区民総幸福度(GAH=Gross Arakawa Happiness)」は、その基本的理念、運用の仕方、そして調査方法の点で注目されています。
すでに2014 年10月には第1回目の『荒川区民総幸福度(GAH)に関する区民アンケート調査』を実施しており、2015 年7月には第2回目を実施しました。
それとは別に、不動産のポータルサイトのHOME’S総研が発表した、「身体で経験する都市;センシュアス・シティ」という考え方がありまして、それは、「人間の知覚の仕方は複雑で、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚の五感を複雑に総動員した総合評価として」都市を評価すると、どうなるかというものです。
それでみると、町田市は、センシュアス・シティ上位都市50の中には、残念ながら入っておりません。ちなみに、1位は東京都の文京区で、2位は大阪市北区、3位は武蔵野市です。お隣の八王子市は21位に入っています。
センシュアス・シティを選定する際の指標は、8カテゴリー32項目にわたっております。8カテゴリーをここで、詳細には申し上げませんが、ロマンスがある、食文化が豊か、ちなみにそのトップは、金沢市です。
それ以外ですと、街を感じる、自然を感じる、歩けるといったカテゴリーがあります。ちなみに、「歩ける」にのみ、41位ですが町田市が、ランクインしています。つまり、町田市はその調査によると、歩いて楽しい町ということなるのです。
センシュアス・シティにとらわれることはありませんが、町田市が様々な指標で上位に来るように、今回は次の項目で一般質問をいたします。
1、運転免許証の自主返納について
2、芹ヶ谷公園町田駅間のバス運行社会実験について
3、遺贈寄付について
4、女性の労働力率(M字カーブ)への対応について
おはようございます。
自由民主党会派の一員として、質問をさせていただきます。
この本会議場で、町田市のことを「トカイナカ」と初めて発言したのは、石阪市長ですが、その3か月後にわたしが、議員としては初めて、「トカイナカ」に言及しています。そのときは、このように申し上げました。
「今、都会と田舎のいいとこどりを称して「トカイナカ」と言うのだそうでございます。そのトカイナカの特徴は10種類ほど挙げられておりましたが、そのうちの2つをご紹介いたしますと、トカイナカには人間以外の生き物も多い、笑っている住人が多いということだそうでございまして、これはなかなかすばらしいなと思って、私は町田市もトカイナカの1つではないかと思いまして、通告に基づいて一般質問を行わせていただきます。」
と言ったのが、昨年の6月5日のことでした。
先日、リオデジャネイロオリンピックが終わり、本日、パラリンピックが開会しましたが、4年後の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場を設計した、隈研吾さんという建築家は、町田のことを次のように表現しています。「町田にはどこからか染み出てきたような、あか抜けしない泥臭さのようなものが、流れんばかりの勢いで、街全体を覆っている」
それでは、本日も泥臭く一般質問をおこなわせていただきます。
今回は、次の4項目の質問をさせていただきます。
今回も議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。
1、都市リゾートの推進について
2、フードバンクへの関わりについて
3、安否メール導入について
4、ひとり親世帯への学習支援
おはようございます。
自由民主党会派の一員として、質問をさせていただきます。
わたしは、首相を2度務めた大隈重信の片足は、爆弾に飛ばされたことは知っていましたが、それに町田が深く関わっていたことは知りませんでした。
それに関しては、『町田市史』下巻の709頁に、次のとおりに記されています。
「明治二二年一〇月一八日大隈外相は閣議の帰途、玄洋社の壮士来島恒喜に爆裂弾を投げかけられた。そのため大隈は隻脚を失い条約改正も無期延期となった。その使用した爆裂弾は三多摩壮士村野常右衛門、森久保作蔵が提供したものといわれる」。
皆様は、こんな歌を聞いたことがおありでしょうか。
これは、「はらまちだ歌」といいまして、『町田市史』の下巻に掲載されています。
君と別れて 森野をゆけば
松の露やら 涙やら
ソウダソウダ ドッコイショ
町田名物 自慢じゃーないが
月に二六の市がたつよ
ソウダソウダ ドッコイショ
われわれ町田市民にとっては、必読の書ですね。
また、『町田市史』上巻で「発刊にあたって」と題して、当時の市長大下勝正さんが、このように記しております。
「町田市は昭和三三年、人口六万人あまりでスタートしましたが、わずか一五年ほどの間に二四万人を越す都市に変貌しました。このような驚異的な人口急増は、わたくしたちにとって有史以来はじめての体験になったわけです。たちならぶ白いマンモス団地群は、その象徴でしょう」。
このところ、団地を舞台にした映画や小説が脚光を浴びているように思われます。
たとえば、今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門に選出された、是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』や、阪本順治監督のその名も『団地』、小説では、重松清さんの『たんぽぽ団地』、長野まゆみさんの『団地で暮らそう』。これは、エッセイですが、原武史(放送大学)教授の『滝山コミューン一九七四 』等々。NHKEテレでは、『団地ともお』が昨日も放送されています。このように、様々なジャンルで団地が採り上げられており、文字どおり枚挙に暇がありません。
かつては無機質な冷たい目で語られることも多かった団地ですが、最近の作品では、団地は住む人と共に年齢を重ねる、あたかも人間の生涯のように描かれています。
それを、重松清さんは、「団地というコミュニティー空間は、その最盛期が意外に短く、かつあまりに身近な存在だったため記録が残りにくい。是枝さんの映画と似ていて、誰かが物語として残しておかないと忘れ去られてしまう」とある新聞紙上で語っています。
このように、「誰かが物語として残しておかないと忘れ去られてしまう」のが、歴史であります。
そこで今回は、次の4項目の質問をさせていただきます。
今回も議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。
1、新たな『町田市史』を作成すべきではないのか
2、介護予防事業について
3、市によるマイスター制度について
4、温室効果ガス排出量の削減を求めて
(1)町田市を取り巻く社会情勢と今後の市政運営について
おはようございます。
本日をもって、東日本大震災の発生から5年を迎えます。
被災されてお亡くなりになった方々に、ここで、あらためてお悔みを申し上げますとともに、避難生活を強いられている17万人以上の方々にお見舞いを申し上げます。
わが会派といたしましては、地方創生の観点から、被災地も町田市もともに輝かなければいけないとの思いで、本日、自由民主党会派の代表として質疑をおこなわせていただきます。
時間的には、おはようございます、というよりは、こんにちは、でしょうか。
自由民主党会派の一員として、質問をさせていただきます。
いまや、わが国の地方自治体は、じつに様々な行政需要を担っているところです。
その一つに来街者の増加、あるいは自治体のブランディングの向上ないしは拡張が挙げられるかと思われます。
私が最近驚いたのは、山形県南陽市が来月ラーメン課を新設して、南陽市のブランドを高め観光客の誘致を図るというニュースに接したときです。
しかし、話はラーメンでは終わらなかったのです。
熊本県の水俣市は、こんなことを考えています。
「伝える事ができなかった淡い思い。
冬の空気で満たされた教室でのあの人との想い出。
若草、色とりどりの花咲く道を2人で歩いたあの頃。
そんな大切な初恋の「あの人」を水俣市が探します」というのです。
いまや、基礎自治体が初恋の人を捜す時代なのです。
このイベントに対して、なんと434件もの応募が寄せられたそうであります。
しかし話は、初恋では終わらなかったのです。
なんと、京都府京田辺市の商店街は、街おこしで「いす−1グランプリ」を6年前から始めました。
F1グランプリではありません。事務用の椅子に座って、2時間でどれだけ走れるかを競う「いす−1グランプリ」です。
6年前、京田辺市で始まった「いす−1グランプリ」が、今や12都道府県と台湾で開催されるまで人気が出ているというのです。東京では中央区が、町田の近くでは、川崎市で開催されています。
いずれにいたしましても、日々、都市間競争は熾烈になっているのです。それを勝ち抜かなければ、町田市の輝く未来は創造できないのであります。
そこで今回は、前回に引き続きまして、中心市街地とその関連を含めて4項目の質問をさせていただきます。
今回も議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それを後刻お目通しいただければ、幸いでございます。
1、今後の中心市街地について
2、文化芸術ホールの進捗状況について
3、「i広報紙」や「全国移住ナビ」への関与について
4、労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」について
おはようございます。
自由民主党会派の一員として、質問をさせていただきます。
前回の一般質問では、ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンが、原町田に2泊したことを申し上げましたが今回は、5千円札から始めます。
千円札の肖像画は野口英世ですし、1万円札は福澤諭吉であることはすぐにおわかりになりますが、さて、5千円札となるとすぐには思い出さないのではないでしょうか。
そうです。明治文学史を彩った閨秀作家として名高い、樋口一葉です。
一葉に、許婚が一人いたことはあまり知られてはおりませんが、のちに早稲田大学学長となり、その後、秋田県と山梨県知事をつとめた、渋谷三郎です。渋谷三郎は、後に坂(阪)本と姓を変えるのですが、原町田に生まれ育ったのでした。
その関係で、一葉はしばしば許婚がいた原町田を訪れ、これほど素晴らしい町は他に知らない、と書いてくれればよかったのですが、そのような作品はないようです。
いずれにいたしましても、原町田、町田という土地は、昔から多くの人材を輩出したわけであります。
そこで今回は、前回に引き続きまして、中心市街地である原町田関連を含めて4項目の質問をさせていただきます。
今回も議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。
1、思い出ベンチ−その3
2、町田第一中学校の建て替え計画について
3、町田市中心市街地活性化協議会との取り組み状況について
4、企業誘致について
本日最後の質問者です。どうか、もうしばらくのご辛抱の程をよろしくお願いいたします。
ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンは、トロイアの遺跡を発掘したことで世界的な名声を博しましたが、それ以前に、じつは来日をしております。
幕末の慶應元年にシュリーマンは、横浜に寄港したのですが、その際、絹の生産地八王子に出かけた折に、1865年といいますから今から150年前の陰暦6月18日と19日原町田で2泊いたしました。ちなみに、このとき、八王子には泊まっていません。
このように、原町田、町田という土地は、昔から外国人を受け入れる土壌があったのですね。
時代とともに、ことばは変わり、新たに生まれるものだなと改めて思ったのは、いま都会と田舎の「いいとこどり」を称して、「トカイナカ」というのだそうです。
その特徴が10種類ほど挙げられていますが、そのうちの2つをご紹介いたしますと、トカイナカには、「人間以外の生き物も多い」もうひとつは、「笑っている住人が多い」だそうでありまして、これはこれでなかなか素晴らしいものだと再認識した次第です。
町田市はまさしく偉大なる「トカイナカ」だとわたしは思っておりますので、世界に冠たる「トカイナカ」の一議員として、通告に基づきまして一般質問をおこなわせていただきます。
今回議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。
今回は、次の4項目について質問をさせていただきます。
1、納税について
2、医療費の適正な支出について
3、採用試験制度の見直しについて
4、ヘルプカードをもっと活用すべきではないのか
町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打